介護の必要なく健康的に生活できる期間を示す「健康寿命」は、おととし女性が74.79歳、男性が72.14歳で、前回の3年前の調査より、いずれも延びたことが厚生労働省の推計でわかりました。
これは9日に開かれた厚生労働省の専門家会議で報告されました。
「健康寿命」は介護の必要がなく健康的に生活できる期間で、厚生労働省は3年ごとに全国の一部の世帯について健康状態などを調査し、推計しています。
それによりますと、おととしの健康寿命は、女性が74.79歳、男性が72.14歳で、前回の調査より女性が0.58歳、男性が0.95歳延びました。
介護などが必要な期間を示す平均寿命と健康寿命の差は、女性が12.35年、男性が8.84年と、いずれも前回より短くなりました。
都道府県別で健康寿命が最も長かったのは、女性が愛知で76.32歳、男性が山梨で73.21歳でした。
一方、最も短かったのは、女性が広島で73.62歳、男性が秋田で71.21歳でした。
厚生労働省によりますと、健康寿命が長い県は、がん健診の受診率が高いことや、野菜の摂取量が多い傾向があるということです。
厚生労働省は「食生活の改善や運動不足の解消、それに禁煙などが全国的に進み、健康寿命が延びている。これまで以上に取り組みを続け、健康寿命をさらに延ばしたい」としています。
 
 
リンク:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180309/k10011357551000.html?utm_int=news-life_contents_list-items_001
 
 
【単語】
1.介護:病人などを介抱し看護すること。
2.推計:推定して計算すること。推算。
3.検診:病気にかかっているかどうかを調べるために診察・検査など行うこと。
4..改善:物事をよい方に改めること。
 
【質問】記事を読んで次の質問に答えてください。
1.健康寿命とは何ですか?
2.健康寿命はどのように推計できますか?
3.平均寿命と健康寿命の違い
3.全国健康寿命が長い県はどちらですか? また健康寿命が長い理由は何ですか?