日本とアメリカ、それに韓国の安全保障政策を担当する高官が今後の南北や米朝の首脳会談について協議し、北朝鮮の核・ミサイル開発を止められなかった過去の失敗を繰り返さないことが重要だとの認識で一致しました。
韓国大統領府は19日午前、日本の谷内国家安全保障局長とアメリカのマクマスター大統領補佐官、それに韓国大統領府のチョン・ウィヨン(鄭義溶)国家安保室長が、アメリカのサンフランシスコで今月17日から2日間にわたって会談を行ったと発表しました。
会談では、来月末に予定されている南北首脳会談やことし5月末までに行われる見通しの米朝首脳会談について協議し「過去の失敗を繰り返さないことが重要だと一致した」としたうえで、今後数週間、緊密に連携していくことを確認したということです。
日米韓の3か国としては、過去2回の南北首脳会談など北朝鮮との交渉の結果、核・ミサイル開発を止められなかった反省を生かすとともに、北朝鮮が非核化に向け、検証可能で具体的な行動を取るまで最大限の圧力をかけていくという方針を改めて確認したものと見られます。
 
リンク:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180319/k10011370681000.html?utm_int=detail_contents_news-related_002
 
【単語】
1.協議:集まって相談すること。
2.繰り返す:同じ事をもう一度、或いは何度もする。反復する。
3.緊密: 物と物とがすきまなくくっつくこと。物事の関係が密接なこと。また、そのさま。
4.交渉: 特定の問題について相手と話し合うこと。掛け合うこと。
5.方針: めざす方向。物事や計画を実行する上の、およその方向。
 
【質問】上の記事を読んで次の質問に答えてください。
1.今回の会談の内容は何ですか?
2.記事の内容から「過去の失敗を繰り返さないこと」という過去の失敗とは何ですか?