スーパー・ブラッド・ウルフムーンが出現。
1月21日、大きな満月と皆既月食のコラボがアメリカで
1月21日、アメリカ一帯で皆既月食が観察された。
ただ、今回の皆既月食はただの皆既月食ではない。なんとその名も「スーパー・ブラッド・ウルフムーン」。残念ながら、日本では見られない。
必殺技みたいでなんとも胸がわくわくしてくるが、そもそもどんな現象なのだろうか。
スーパー・ブラッド・ウルフムーンとは?
1月の最初の満月を「ウルフムーン」という。
命名の理由は諸説あるが、2月の繁殖期に向けて年明けから遠吠えが多くなることや、ネイティブアメリカンの人々が真冬の食糧不足に狼たちが嘆いているという話にちなんで「ウルフムーン」と呼ぶようになったと言われている。
そして、月がいつもよりも大きく見えるときは「スーパームーン」という。1月21日の月は、1年で最も小さい満月に比べて、約14%大きく、最大で約30%ほど明るく見えるという。
ブラッドは「血」という意味だが、皆既月食の時に月が真っ赤に染まることに由来している。
つまり、いつもより大きな1月の最初の満月が、皆既月食で真っ赤になる現象を指している。
この日は日本でもスーパームーンになるため、いつもより立派なお月様を拝めそうだ。
ちなみに、2019年に1番大きく見える月は2月19~20日に現れるという。
リンク:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190121-00010002-huffpost-soci
【単語】
1. スーパームーン : 満月または新月と、楕円軌道における月の地球への最接近が重なることにより、地球から見た月の円盤が最大に見えることである。
2. 満月 : 月と太陽の黄経差が180度となること、あるいはその瞬間。これを望(ぼう)ともいう。またこの時に見られる月の形をも指す。
3. 皆既月食 : 太陽からの光によってできた地球の影の中を月が通過するときに見られる現象。
4. コラボ : 「コラボレーション」の略。
5. 観察 : 物事の状態や変化を客観的に注意深く見ること。
6. 必殺技 : 必ず効果があると期待される、とっておきのわざ。
7. 命名 : ネーミング(naming)とは、人、物、商品、土地、時代、気候、ほか概念化可能な対象一般に対して、それを他から区別し、指示できるようにする為に、一意的な記号(一般に言葉、文字)を与える行為である。
8. 諸説 : いろいろな説・意見。または、うわさ。
9. 繁殖期 : 動物が、交尾・産卵・育児などの繁殖行動をする時期。一年のうちで、季節と関連して周期的に現れることが多い。
10. 遠吠え : 犬や狼などが遠くで声を長く引いてほえること。また、その声。