世界に伝えたい日本文化～なぜ日本人は花見好き？

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春といえばやっぱり花見！満開の桜の木の下で仲間や友人とごちそうを囲む宴会は格別ですよね。古くから日本人に愛されてきたお花見＆桜ですが、この伝統文化が時代を超えて現在も日本人に愛されるには理由があります。そこで今回は、日本の素晴らしい文化“お花見”が日本人に愛される理由をご紹介します。

►四季を楽しむ心

桜を植えてパーティを開き、美しさをうたいました。これが現代の日本人にも受け継がれているのではないでしょうか。

　実際に、日本人が「日本に生まれて幸せだなぁ～」と思うことに関するアンケートによると、「四季の美しさ」と答えた人が２番目に多く（5003票中、６６４票。１位は“食べ物がおいしい”で1085票）、日本の四季の美しさを誇りに思う人の割合が高いことがわかります。

 

►お酒が飲める

会社の花見会の主催が新入社員の初仕事という企業もあるようですが、日本で花見が職場でも家族間でも、友人同士の集まりでもされるようになった理由のひとつに、「お酒が飲める」という要素があることは明白です。

ちなみに、海外でもアメリカ・ワシントンDCのポトマック河畔の桜などは有名ですが、ワシントンD.C.では屋外での飲酒が禁じられているため、桜の木の下にレジャーシートを敷くピクニックスタイルではなく、桜並木の下をお散歩するのが主流です。お酒を飲むのはおろか、お弁当を食べたり、お団子を食べたりもできません。桜の木の下を人波に押されながら歩くので、立ち止まってゆっくり桜の花を観賞することもできません。せいぜい記念の写真を撮るくらいです。

そうなると、日本の花見のイメージとは少し違った感じがしますよね。公共の場で酔っぱらって暴れるのはどこの国でもNGですが、日本では公園で飲酒ができる国であるという点が花見の発展に繋がったと言えるのではないでしょうか。

 

►弁当の発展

おいしいお弁当を食べることも花見の楽しみのひとつです。風流を解さない人を批判するときに「花より団子」ということわざを用いますが、やっぱりお弁当やごちそうなども花見の醍醐味ではないでしょうか。

　そして、日本で花見が楽しまれる理由のひとつは弁当の発展にあると言えます。

 その点、日本の弁当は色味も華やかで、ビニールシートに広げるだけで何だか楽しい気分になりますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リンク：https://www.madameriri.com/2013/03/27/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[単語]

1.　宴会（えんかい）：飲食を共にすることによりお互いのコミュニケーションを深める行為をいう。

2.　繋がる（つながる）：離れているものが結ばれて、ひと続きになる。

3.　醍醐味(だいごみ)：仏語。仏陀の、最上で真実の教え。