社会人のランチは「コンビニ」が週3回以上!?
自炊と比べるとどれだけ高い?
一般的な社会人にとって、仕事の日のランチはなるべく節約したいと考えるものです。ただし、節約のために自炊する場合、早起きして自分で弁当を用意することなどは、忙しい社会人にとって大きな負担になります。大手食品会社の調査によれば、平日のランチをコンビニエンス・ストア(以下、コンビニ)で済ませる人も多いようです。 本記事では、ランチを「コンビニご飯」で済ませる場合、自炊と比べて費用差はどれくらいになるのか、解説します。
社会人は仕事の日のランチで何を食べている?
大手食品会社のアサヒグループでは、働いている20~50代の社会人を対象に、仕事の日のランチで最も食べることが多いものを調査しています。それによれば、仕事の日のランチで最も多いのは、「自分で作った料理」で全体の44.9%にのぼりました。次いで、「コンビニご飯」が22.1%、「定食・食堂」が11.1%と続きます。 多くの人が自炊(お弁当)でランチを済ませているようですが、調査結果をより詳細に見ると、日によっては自炊ではなくコンビニを選ぶという人も多いようです。実際、仕事の日のランチに「コンビニご飯」を週1回以上食べるという人は全体の52.4%にのぼります。 特に、男性は女性より「コンビニご飯」を選ぶ割合が高い傾向があり、実際「コンビニご飯」を週3回以上食べると答えた人の割合は、男性(48.2%)が女性(38.4%)を上回っています。
自炊とコンビニではどちらがお得?
自炊とコンビニでは、直感的に自炊したほうが安上がりであることは分かりますが、実際のところ、どの程度の費用差となっているのでしょうか。大手食品会社のニチレイフーズがお弁当事情に関する調査を実施しています。それによれば、1食あたりのお弁当にかかる費用は、全国平均で231.5円という結果となっています。 一方、コンビニで弁当を購入する場合、安い弁当を選んだとしても300円はかかるでしょう。そこにドリンクなどを合わせて買えば、1食あたり500円以上の支出になります。1食500円と安めに概算しても、自炊弁当の平均費用231.5円に比べれば倍以上高くなってしまいます。週3回以上コンビニを利用すれば、その価格差はさらに大きなものとなります。
節約だけを考えても自炊は安上がり!
もちろん、「コンビニご飯」でも節約を第一に考えれば、1食あたりの価格をより抑えることは可能です。例えば、栄養バランスなどには目をつむって、おにぎり2個だけ、パン1個とドリンクのみといった献立なら、自炊弁当より安く済ませることもできるかもしれません。 ただし、その場合も、おにぎりを自分で作ったほうが安く済むため、節約だけを考えて自炊とコンビニを比較したとしても、やはり自炊のほうが安上がりです。 自炊は時間がかかるという側面もありますが、安いだけでなく栄養バランスにも配慮できます。もちろん、コンビニも時間を節約できるという大きなメリットがあるので、価格や栄養バランス、また時間的余裕などを考えながら、自炊やコンビニを使い分ける方法がよいのではないでしょうか。
やはり自炊は安い! 時間的余裕を見つけながら自炊とコンビニを使い分けよう
自炊とコンビニでは、やはり費用面で倍以上の大きな差が生じる場合が多いです。弁当だけではなく、ドリンクやデザートなども合わせて購入すれば、その価格差は、より大きくなってしまいます。 そのため、節約を第一に考えるなら、時間はかかっても自炊でランチを用意したほうが大きなメリットを得られるでしょう。ただ、忙しいときに無理して自炊すれば、健康を害することにもつながります。時間に余裕があるなら自炊、忙しいときはコンビニなど、適度に使い分けるのが一番よい方法だといえそうです。
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