제목   |  「02/24」コメの相対取引価格 前年同月比69%↑ 5か月連「02/24」 작성일   |  2025-02-20 조회수   |  15

コメの相対取引価格 前年同月比69%↑ 5か月連続で最高値更新

2025年2月19日 19時40分 農業

コメの価格高騰が続く中、業者間での先月の相対取引価格はすべての銘柄の平均で前の年の同じ月より69%上昇し、5か月連続で最高値を更新しました。

1からわかる!備蓄米Q&A

農林水産省によりますとJAグループなどの集荷業者が卸売業者にコメを販売した際の相対取引価格は、先月はすべての銘柄の平均で前の月から1262円高い60キロあたり2万5927円となりました。

2006年に調査を始めて以降5か月連続で最高値を更新しました。

前の年の同じ月と比べると69%上昇しました。

銘柄別に見ると、
▽北海道産の「ななつぼし」は88%
▽秋田産の「あきたこまち」は80%
▽岩手産の「ひとめぼれ」は67%
それぞれ前の年の同じ月よりも上昇しました。

農林水産省は集荷業者の間でコメの確保に向けた競争が激しくなっていることが価格上昇につながっているとしています。

一方、コメの流通の円滑化を目的に備蓄米の放出に向けた政府の一連の対応による影響は1月の調査では、ほとんど反映されていないとしていて、今月以降の価格にどのように影響するか注目されます。

創業100年超の卸売業者が自己破産 “コメ確保できず”

 

宇都宮市では創業100年を超えるコメの卸売業者が販売するためのコメが確保できずに事業が続けられなくなったなどとして自己破産を申請することになりました。

宇都宮市平松本町にあるコメの卸売業者「平石屋吉田商店」は明治40年・1907年に創業し創業100年を超える老舗のコメの卸売業者で、卸売のほか自社での販売も行っていました。

弁護士などによりますとコメの価格高騰の影響が広がる中で商品となるコメが確保できなくなったことなどから事業継続を断念し、近く、裁判所へ自己破産を申請することを決めたということです。

最盛期の2004年には年間の売り上げが40億円を超えていましたが、2010年以降は他社との競合が厳しくなった影響で売り上げが低迷していたということで、負債総額は去年8月末の時点でおよそ6億7500万円でした。

コメの価格高騰を受けて、政府は先週、備蓄米21万トンを市場に放出する方針を示し、入札への参加を検討している事業者向けの説明会が始まっています。

店頭に並ぶのは来月下旬以降となる見込みで、販売店や消費者からは期待や不安の声があがっています。

客は価格低下に期待

 

東京・杉並区にあるコメの販売店では、国内のおよそ50種類の銘柄を店頭やオンラインで販売しています。

店は、週1回ほど特売を行っていて18日の特売日には次々とコメを買い求める人の姿が見られました。

60代の男性は「去年の夏には、新米が出たら価格が下がると聞いて我慢していましたが全く下がらず、かなり高騰している印象があります。備蓄米の放出で下がってくれたらいいなと思います」と話していました。

また、小学生と中学生の子どもがいる40代の女性は「コメだけでなく少しずつすべての価格が上がっていて、子どもの食べる量も増えていく時期なので、家計への負担は増えていくと思います。コメの価格が下がればありがたいです」と話していました。

店は複雑な思い

 

この店では価格が高騰してきた去年の夏ごろに取引先の卸売業者の在庫がなくなったため、みずから農家を探すなどして去年の秋ごろにおよそ1年分の在庫を確保しました。

大量のコメをまとめて調達するのは異例で、資金繰りも負担になるため、店は備蓄米の放出で卸売業者の在庫が回復し、安定して仕入れができる状況に戻ることを期待しています。

一方、およそ1年分の在庫をまとめて高値で確保したため、備蓄米の放出でコメの価格が下がった場合に、利益が出にくくなるのではないかという不安もあり、複雑な心境を抱えています。

米店を営む森田ひろみさんは「客のためにも備蓄米の放出によってコメの価格が下がってくれたらいいなとは思いますが、高い値段で買って備蓄している店が多いので、すぐに価格を下げることは難しいと思います。備蓄米の放出で一概に喜べない面もあります」と話していました。

備蓄米 放出でも値上げ検討

 

備蓄米の放出の効果が見通せず値上げを検討している飲食店もあります。

東京・豊島区の飲食店では、定食を注文をするとごはんを無料で大盛りにするサービスを提供しています。

1000円を切るメニューが中心で、連日多くの学生やサラリーマンが訪れます。

 

店に3年ほど通っている男性客は「ほかの店はごはんの大盛りが無料でないところが多いので、ここで食べるときは絶対大盛りにしています。だいぶ助かります」と話していました。

この店では1日にコメを45キロほど使用しますが、去年2月には1キロあたり200円台後半だった仕入れ値が、1年で2倍以上の700円に高騰し、来月の入荷からはさらに150円値上がりするということです。

また、コメの値段に加えキャベツなど野菜も高騰しているため、定食の値上げを検討しているということです。

店長の三浦建太郎さんは備蓄米の放出でコメの値段が下がったとしても一時的ではないかとしたうえで、「店もギリギリの状況です。値上げしたとしても人気メニューをランチタイムだけ安く提供したりおなかがいっぱいになる料理を提供したりしてがんばっていきたいです」と話していました。

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