제목   |  「02/27」トランプ大統領 ゼレンスキー大統領を「独裁者」欧は反発 작성일   |  2025-02-20 조회수   |  18

トランプ大統領 ゼレンスキー大統領を「独裁者」欧は反発

2025年2月20日 17時44分 ゼレンスキー大統領

アメリカのトランプ大統領はロシアによる侵攻が続くウクライナのゼレンスキー大統領について「選挙なき独裁者」と重ねて呼んで強く批判しました。これに対しヨーロッパ各国で反発が広がっています。

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トランプ大統領は19日、南部フロリダ州で開かれたイベントで演説し、ウクライナのゼレンスキー大統領について「選挙の実施を拒否している。実際のウクライナでの世論調査では支持率は低い。すべての都市が破壊されているのに、どうして高い支持率を得られるだろうか」と述べました。

その上で「選挙なき独裁者であるゼレンスキーはもっと迅速に動くべきだ。そうしなければ、国が残らないだろう。戦争は悪い方向に向かっている」と強く批判しました。

トランプ大統領はこれに先立ちSNSでも、ゼレンスキー大統領について「選挙なき独裁者」と投稿していました。

トランプ大統領は、18日もウクライナで大統領選挙を実施すべきだという考えを示唆するとともにゼレンスキー大統領の支持率について「4%の低さだ」と発言しました。

ゼレンスキー大統領「偽情報の空間に生きている」

これに関してゼレンスキー大統領は19日、記者会見し、トランプ大統領について「アメリカ国民のリーダーとして非常に尊敬しているが、残念ながら偽情報の空間に生きている」と述べ、ロシアが発信する偽の情報を信じるなど、ロシアの影響を強く受けていると警戒感を示しました。

その上で「何者かが今すぐ私をかえたいと思ってもそうはならないだろう」と述べました。

ゼレンスキー大統領の支持率をめぐっては、ウクライナの調査機関「キーウ国際社会学研究所」が19日、今月4日から行った世論調査の結果を公表し、去年12月に行われた前回の調査結果と比べて5ポイント上昇し、57%だったとしています。

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ヨーロッパ各国で反発広がる

これに対し、イギリス首相府はスターマー首相とゼレンスキー大統領の電話会談についての声明の中で「民主的に選ばれた指導者としてのゼレンスキー大統領に対する支持を表明した」と強調したほか、ドイツのショルツ首相はSNSで「ゼレンスキー大統領の民主的な正当性を否定するのは単純に間違っていて危険だ」と批判し、ヨーロッパ各国で反発が広がっています。

また、国連の報道官も記者会見で「ゼレンスキー大統領は正当な選挙を経て在職している」と述べています。

スウェーデンのクリステション首相は19日、報道陣からの質問に対し、「正しくない説明だ。戦争を始めたのはロシアだ。ゼレンスキー大統領は民主的に選ばれている」と述べました。
そして、ソーシャルメディアで激しい内容の投稿があったとしても冷静にふるまうべきだと強調しました。

ウクライナ市民 トランプ大統領を批判

 

ウクライナの首都キーウの市民からは、ゼレンスキー大統領の支持率は4%だと主張したトランプ大統領に対し、疑問や批判の声が上がりました。

70歳の女性は「4%という数字を信じていない。私はゼレンスキー大統領を100%支持している。このような困難な時期に私たちの国を1つにまとめることができた人だ」と述べました。そのうえで「ロシアではうその情報があふれている」と話し、トランプ氏がこの数字をロシア側から得ている可能性もあるとしました。

60歳の男性は「支持率が4%というのは作り話だ。私は当時の選挙では、ゼレンスキー大統領に投票しなかったが、その数字は真実ではない」と述べました。そして「トランプ氏はロシア側に立っている」と述べ批判しました。

米補佐官 鉱物権益確保提案めぐりトランプ大統領不満か

アメリカのホワイトハウスで安全保障政策を担当するウォルツ大統領補佐官は19日、FOXニュースに出演しトランプ大統領がウクライナのゼレンスキー大統領を「選挙なき独裁者」と批判したことに関連し、「このフラストレーションはわれわれが先週、絶好の機会だと考え、提案したことに対する奇妙な反発と言葉の応酬によるものだと思う。その提案はウクライナのインフラにアメリカが投資し、彼らの鉱物や天然資源などの産業を成長させることだ」などと述べました。

トランプ政権はこれまでウクライナの軍事支援を継続する条件としてウクライナ国内に豊富にあるとされる重要鉱物のレアアースなどの権益を確保したい考えを示していて、アメリカ側の提案にウクライナ側が応じなかったことにトランプ大統領が不満を抱いたとみられます。

レアアースをめぐってはトランプ大統領も19日、記者団に「ベッセント財務長官がレアアースなどについての合意文書への署名を求めてゼレンスキーに会いに行ったが、ウクライナ側は応じなかった」と述べました。

一方、ウォルツ補佐官はフランスのマクロン大統領とイギリスのスターマー首相が来週、アメリカを訪れる予定だと明らかにし、ウクライナ情勢などをめぐってトランプ大統領と意見を交わすとみられます。

日本に避難するウクライナ人 「独裁者」は「真っ赤なうそ」

トランプ大統領がゼレンスキー大統領を「選挙なき独裁者」と批判したことについて、日本に避難するウクライナ人は「真っ赤なうそだ」などと反発を強めています。

ウクライナ人のアルテム・ビドニーさん(19)とダニエル・ザホロドニーさん(16)は、ロシアによる侵攻を受けて、首都キーウから日本に避難し、都内のカフェで働きながら生活しています。

トランプ大統領の投稿は、SNSでも話題になっているということでビドニーさんは、「ゼレンスキー大統領は国を守るためにがんばっていて、独裁者というのは真っ赤なうそだ。声が大きい人の発言がいつも正しいわけではない」と反発しています。

ロシアによる侵攻から3年がたとうとしていることについては、「父が3年近く兵士として戦っているので戦闘は終わってほしいが、ウクライナが勝利してほしい。そうでなければこれまで費やした努力や失われた命がむだになってしまう」と話していました。

また、ザホロドニーさんは、「ゼレンスキー大統領は今でも支持を得ていて、私にとってはトランプ大統領の方が独裁者に見える」と批判しました。
そのうえで、停戦に向けてアメリカとロシアの高官による協議が行われたことについて、「ウクライナなしでは決めてはいけない。ウクライナが示す条件で勝利してほしい」と話していました。

林官房長官「国際社会と緊密に連携して取り組んでいく」

林官房長官は20日午前の記者会見で「ウクライナをめぐるさまざまな動きを政府としても多大な関心を持って注視している。ウクライナの公正かつ永続的な平和の一日も早い実現に向けてアメリカやヨーロッパを含む国際社会と緊密に連携して取り組んでいく」と述べました。

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